産婦健診とEPDS(産後の質問票)は、点数を競うものではない
2026年9月12日 公開 ・ 管理人
産後2週間健診や1か月健診で、「最近のあなたの気持ち」についての質問票を渡されることがあります。「笑うことができましたか」「必要もないのに自分を責めましたか」といった10問に、4択で答えるものです。これは EPDS(エジンバラ産後うつ病質問票) と呼ばれ、多くの自治体・産科で使われています。
正直に答えると受診をすすめられそうで、実際より軽く書いてしまう——という声をよく聞きます。ですが、この質問票は、点数が高い=ダメな母親、を判定するものではありません。 しんどさを早めに見つけて、必要な人に支援を届けるための入り口です。
📊 産婦健康診査について(こども家庭庁) 産後まもない時期の健康診査では、体の回復とあわせて、こころの状態も確認します。こども家庭庁は、産後うつの予防と早期対応のため、健診と産後ケア事業などの支援を連携させて進めています。
点数の意味
- EPDSはあくまで「気づきのきっかけ」で、診断そのものではありません。 点数が高めでも、それだけで産後うつと決まるわけではなく、面談や医療機関での相談につなぐ目安になります。
- 一般に、区切りとなる点数を超えた場合や、「自分を傷つける考えがよぎる」という項目に印がついた場合は、保健師の面談や受診の案内が入ります。これは「問題児あつかい」ではなく、手が届く支援に早くつなぐためのものです。
- 点数が低くてもつらいときは、正直に「実はしんどい」と口で伝えて構いません。質問票より、あなたの実感が優先です。
正直に書くと、何が起きるか
- 多くの場合、まず保健師との面談や、電話・訪問でのフォローが入ります。いきなり薬、ではありません。
- 必要に応じて、産婦人科や精神科・心療内科の受診をすすめられます。授乳中でも相談できる選択肢があります。
- 家事・育児の負担を減らすために、産後ケア事業や一時預かり、家事支援サービスを紹介されることもあります。
つまり、正直に書くことで増えるのは「使える手」であって、責められることではありません。
まとめ
- EPDSは診断ではなく、しんどさに早く気づくための質問票
- 点数を低く見せる必要はない。つらいときは実感をそのまま伝えていい
- 「自分を傷つける考え」の項目に心当たりがあるときは、その場で口頭でも伝える
- 正直に答えて増えるのは支援の選択肢。あなたを守るための仕組みです
📊 根拠にした情報
書き手と、つくり方
書き手:管理人(身体に障害を負い、家族のために「知っておきたかった育児情報」をまとめている運営者)。 記事はこども家庭庁・厚生労働省・日本小児科学会などの公的情報と、当事者のリアルな声をもとに作成し、公開前に 禁止表現・医療/安全リスク・ガバナンス方針のチェックを通しています。 更新頻度を保つため作成の一部を自動化していますが、方針とチェック基準は管理人が決めています。
※ 本記事は情報提供が目的で、診断や治療にかわるものではありません。気になる症状や不安があるときは、かかりつけ医・お住まいの自治体の相談窓口をご利用ください。記事内のリンクには広告を含む場合があります。
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